はじめての方

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ご挨拶

社会福祉法人みずきの郷は、平成7年に発足いたしました。

当時の宮城県では、まだ自閉症への理解が十分に拡がっておらず、福祉に携わる人々や学校の方々、自閉症のお子さんを持つご家族までもが、半ば諦めを込めて「自閉症は親しかみられない」と言っていました。希望するサービスを受けられず、家族だけで抱えて困り果てていました。

そんな中、「利用できる福祉の場がないなら、自分たちで作るしかない」と立ち上がったのが、重度の知的障害と自閉症を併せ持つ方々のご家族たちご自身でした。

募金を募りながら、若林区河原町で小規模作業所「南材ホーム」を運営し、その傍ら将来を見据えて「住まう場が必要だね」と考え、社会福祉法人の認可を受けるべく、活動を広げていきました。

みずきの郷発足時の家族の思いが、以下のとおりです。

「自閉症という大きなハンディキャップをもった人達が、よりよい環境と適切指導で、 ひとりの大人として自立して生きてゆけるようにと願いながら、自閉症の子どもを持った親たちが、 社会福祉法人「みずきの郷」設立を目指しました。

「みずき」は、ありふれた樹木ですが、こけしの材料として良く利用され、「だんごの木」 としても旧くからの生活の中に活かされ、宮城県にゆかりのある、美しくて、 文字通りみずみずしい樹木です。みず(水)と、き(木)と、光があれば生命は輝きます。 そうした希望をこめて、法人の運営する施設名は、「ひかり苑」としました。

法人設立後は、その事業の健全な運営に努力してまいりますが、今後の長期展望としては、施設に生活する人達の固定化を防ぎ、さまざまなニーズに対応していくという視点を持ちたいと思います。 すなわち、加齢や状態に応じて、高齢者棟の建設、グループホームなどの設置です。 その他、年少の人達や親達へのサービスのできる自閉症の療育センターの併設、地域への サービスとして診療所や福祉ショップなどの開設の構想も暖めております。いわゆる「施設」ではなく、「家」であり、しっかり仕事のできる暮らしの場所でありたいと考えます。

こうして社会福祉法人みずきの郷が発足し、平成10年、入所施設ひかり苑が開所いたしました。以降、平成13年に通所施設「のぞみ苑」開設、平成24年には自閉症相談センター「なないろ」をスタートさせましたが、まだまだ道半ばです。当初のご家族の思いに応えられるよう、そして今も日々格闘しているご本人、ご家族が少しでも安心して暮らしていけるよう、考え行動し続けていきたいと思います。

ここを訪れてくださった皆様、どうぞお力をお貸しください。そして一緒に行動してくれる仲間も募集しています。ともに頑張っていきましょう。

みずきの郷理事長 米倉 尚美

施設一覧

ひかり苑
障害者支援施設
(生活介護・施設入所支援)
〒989-3124 仙台市青葉区上愛子字道上59-4
Tel.022-391-1711 Fax.022-391-1712
のぞみ苑
生活介護事業所
〒984-0015 仙台市若林区卸町2-12-9
Tel.022-783-8311 Fax.022-783-8319
南材ホーム
生活介護事業所のぞみ苑の
従たる事業所
〒984-0816 仙台市若林区河原町2-2-3
Tel.022-215-6951 Fax.022-215-6955
なないろ
仙台市第二自閉症児者相談センター
〒981-3133 仙台市泉区泉中央2丁目24-1
仙台市北部発達相談支援センター内
Tel.022-343-7485 Fax.022-343-7486